小泉時代を振り返る、はどのくらいの需要か

かんべえさんのところで紹介があったので惹かれたのだけども。
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図書館で借りてみようかと思ったが、予約が集中している。どうしたものかな。
小泉時代についての回顧本は結構続々出た感がある。私が読んだのは、御厨貴ニヒリズムの宰相小泉純一郎論」と竹中治堅「首相支配−日本政治の変貌」の二冊だが、巨視的には後者が政治改革運動の流れを詳しく書いており、非常に参考になった。御厨氏の本のほうは、どちらかというと放談っぽい感があって、楽に読める。ちなみに、去年発行の読んだ新書の中で一番だと思ったのが、その「首相支配」。また読み直す必要があるか。
で、思うのだが、小泉時代を振り返った本というのは一体どれほどの需要があるのだろうか。あれだけセンセーショナルに政治をやった男だから、その回顧本も注目されるのかなと思っていたが、それほどでもなかったような気がする。あるいは小粒な本が乱立しすぎた所為でもあるか。はっきりとテーマ性を打ち出さなければ、この手の本はどれも似通った内容になってしまう。
読むのはいつになるか分からないけど、予約を入れておこうかな。
追記:
近所の図書館だと予約が少なくて早く借りられそうだ。
小泉の勝利 メディアの敗北ニヒリズムの宰相小泉純一郎論 (PHP新書)首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)