2007-01-01から1年間の記事一覧

ウェブ関係の本など

久々に友人から音信があった。 最近読んだ本が〜ということで紹介してくれたのが↓なのだが。インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]作者: 白田秀彰出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/07/15メディア: 新書…

自由と平等のジレンマについて

ちょいとメモ。 自由と平等とは対立概念であるかのようによく言われる。 たしかに現在の社会福祉や経済政策の場面を取るとそのように言える。自由競争と均等分配という二つの政策は間違いなく性質が正反対のものであるからである。 ただ、それが原理的にも自…

リービ英雄「『there』のないカリフォルニア」

どこかで少し読んだのだが、梅田望夫のシリコンバレー礼賛と好対照をなしていて面白いと思うので、紹介しておきたい。 リービは自身がカリフォルニアに行った経験から、カリフォルニアには開放的で快い風土と人情があると言う。 それは季節感の無さが密接に…

本日小休止

朝からいきなり、高級中華の何が美味しいの?という質問を受けた。 ま、そもそも自分の行ったことのある店が高級店と呼べるものかは確証できないが、中華料理というのは味のランクと値段が厳密に対応していないというか。ぶっちゃけて言うと、一定の価格帯の…

「ウェブ時代をゆく」書評

梅田望夫の4つ目にあたる著作だが、今までの著作が「こちら側」の人々、特に壮年以上のウェブ世界に携わる機会が少ない人々に向けて書かれたものだとすれば、今回は「あちら側」に違和感なく接していける若い世代に対して激励した内容である。 梅田の対談編…

速報出た後では後出しになるけど

小沢は辞めないと思っていた。 丁度政治が揺れている時期であるので、昨日にそのことを書いておこうかとも思ったが、あらゆるブロガーが、小沢支持のfinalvent氏でさえ小沢辞職をほぼ肯定している向きだったので、私の不見識かとも思っていた。 ものすごくと…

酒見賢一の新書は立ち読みしてでも嫁

中国歴史ファンならこれ必見。 冒頭の劉備が悪いという話でぐっと読者を惹きつけるのはさすが鬼才酒見とも言うべきもの。文の至る所に皮肉と遊び心たっぷりの洒落が入っている。だが、後段に行くにつれて毒味が和らいでいて後段の拳法話は、素人の私には、ほ…

ちなみに

連日の極東ブログでの小沢特集は面白かった。エントリのソースの出元であるニューズウィークのドイツ大連立の話とかも読んでみた。んで、日記の方で薦められていたけど、今月の諸君も読んだ。相変わらず右派論壇の書く文章はアホみたいに煽り文句で飾ってて…

久々に何か書いてみようかなと思ったら、

挫折した。無理。 この気持ちをどう上手く表現すれば分からないが、というのがそもそもの原因ではある。どうも文章が平坦というか、流れがない。気がついたら語尾が全く同じ文が連なっていて、こりゃダメだわ、と。 少しく文章を書かないでいたら、文章力(…

公共性

昨日、公園の近くを通りがかった時に、公園で憩う人々を見ていて、ふと、公共性の真なるものについて理解できたような気がした。 すなわち、公共性というのは公園がまさにそうであると。 人々が互いに同じ公園という空間を共有しつつも、彼らは皆が同じ集団…

ネットジャーナリズムとか

言論の世界ではネットのジャーナリズムがリアルの商業ジャーナリズムを脅かすとかとか、色々言われていたし、今も若干は言われ続けているようだが、最近、ふと「アルファブロガー」という企画は一種のネットジャーナリズムみたいなものを追い求めたものだっ…

近頃の労働について思うこと

以前、祖父母が近くのステーキハウスに連れて行ってくれるということで行った。そこは実はステーキよりもハンバーグが最も美味しい店で、昔からハンバーグを食べに行く常連のようなものであった。 とは言っても、常連だったのは子供の頃で、行く頻度がかなり…

ちょっと長い文章を書いた後は

文字数をワープロソフトで計って密やかな満足感を得る

久々に書く

いやぁ、ほんとひさびさ。 忙しいというわけで、ブログ更新などとは遠ざかっていて、ブログ巡回さえもしない日が出てきたが、日々の読書だけはやめていない。一時は読書もやめちまえということでやめてしまおうとしたが、無理だった。電車で往復している間は…

「忙中閑あり」

そろそろ季節の変わり目ということで、何か方針を作ろうと思った。で、今日は家でゆったり考え事などしてみるつもりだが、考え事とは言っても最近は読書からも距離を置くようになったので、ブログに書くのが一番良さそうだ。 無論、私事ばかりで埋めるつもり…

クラシック政治の復権か

安倍辞任から少し経った。今日はNHKで総裁選候補の共同記者会見があったし、ネットでもそろそろ次の段階に対する予想と論評が揃ってきたようだ。 まず、安倍首相辞任に関してはいろいろな憶測が飛んでいる。 今週の溜池通信(PDF)によると、改造内閣…

トルコの動向など

備忘録的にリンクを貼るだけに留めておく。 ⇒http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070829id28.htm 世俗主義というか、こうした融和的態度を通して宗教観の融和と理解が深まってくれればよいなと思っているし、そうした意味ではこれからのトルコは一つの実…

書店の傾向

⇒http://d.hatena.ne.jp/kenkaian/20070829/1188319057 私はラノベ読みではないので話が抽象化するが。 いろいろ本屋を渡り歩いていると、おぼろげにであるが違いが出ているのが分かってくる。本屋が密集した地域の場合、本屋ごとに揃える本の種類が違ってて…

世陸だが

惨状は周知の通り。ギガジンが結構詳しく追っている。 ⇒「世界陸上」の真の舞台裏、運営がむちゃくちゃで現場は大混乱 - GIGAZINE 江草先生、大阪市職員への罵倒をどうぞ。 何というか、日本人の「祭り」への参加意識みたいなものを感じる。日本人が祭りに参…

本日より平常運転再開

さてと。 久々に生活のリズムを戻してみたら、朝の時間はやっぱりすることがなくてブログということに。 近々また生活規範を変化させようと思っているので、そうなればブログをどうするかということにもなる。ま、閉鎖はないけども。 で、久々に書く気になっ…

二三日の随想

忙しいわけではないのだが、どうも書く気が起きないで、放置していた。 少しぼうっとすることが多くなった。その文思索に耽っていると言えばそうだが、脳裏に去来したことは留まらずにそのまま過ぎ去っていってしまう。重要なことを考えているのだが、考えた…

たしかに残念

⇒2007-08-23 私は閉鎖した二つのブログの読者ではなかったが、記事自体の文字数もさることながら、素晴らしい卓見であるなと思ったことがあった。 これを閉鎖させた党の動きについてはいろいろとネットで議論が上がるのだろうが、私としてはただ一言、こうい…

雨上がる

幸いにも今朝予報に罵倒する記事を書いた数時間後には雨が上がって、久々に暑すぎない快適な日を送ることができました。おそらく関東に住んでいるであろう予報士の方にお詫び申し上げます。 でまぁ、今日も連れと行き先があったのだが、帰りにいろいろと話を…

汗と男の作家

森見登美彦がダ・ヴィンチという雑誌とやらに載っていたので見てみた。あの雑誌って女性向けなのかな、そう言う雰囲気があったのだけども。 で、久々に氏のブログをのぞいてみると、はて☆すたの数が凄い。ぶくまはされていないのか、表示されていないだけな…

6時過ぎ起床。今日は出かける用事があるのだが、外は激しい雷雨。 ヤフーで天気情報見ていると、私が起床したのと同じ時間発表の概況に、「東海・北陸や近畿・中国と九州北部は朝のうちに雨が止んで、日中は晴れ間も出るでしょう。」と書いてある。 多分予…

共同体論について

よくこの手の議論はなされるが、要するに地域の共同体を構築すべきだというもの。 これに関しては、確かに必要だと思う一方で、その共同体構築について具体的な意見というものは大抵の場合述べられないし、いざ構築されたとしても、そこから発生する問題点が…

次のパラダイム

dynabookSSのフラッシュメモリドライブ搭載版⇒dynabook SS RX1/T9Aのフラッシュメモリドライブ起動速度比較ムービー - GIGAZINE VAIOでも出てるようだ⇒フラッシュメモリー搭載「VAIO type T」の起動速度比較ムービー - GIGAZINE こう来るとレッツノートはど…

阿鼻叫喚

本日は久々に阿倍野で食事を取った。以前から気になっている担々麺の店があったので、あべのルシアス地階にある「担担」に寄った。 値段設定は担々麺が一律890円と、そこそこ高め。基本は白胡麻、黒胡麻、赤唐辛子の三種らしいが、ハバネロ担々麺という、い…

ケータイ小説と現代の心象風景

⇒10代の中高生たちはなぜ 「ケータイ小説」にハマルのか : J-CASTニュース ま、今までにそれほど小説を多く読んできたわけではないし、ケータイ小説に至ってはどんな内容なのかもはっきりと分からないのだが。 どこかで聞いた話だが、ケータイ小説はレトリッ…

象徴する意味の存在

⇒http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070817k0000m010058000c.html ま、これは自分に人気があると錯覚していたナルシズムを今回の選挙で叩きつぶされて反省したということなので、とりあえずは良いことだ。 安倍氏は本当に選挙に強かったの…