書店の傾向

http://d.hatena.ne.jp/kenkaian/20070829/1188319057
私はラノベ読みではないので話が抽象化するが。
いろいろ本屋を渡り歩いていると、おぼろげにであるが違いが出ているのが分かってくる。本屋が密集した地域の場合、本屋ごとに揃える本の種類が違ってて、上手く住み分けができているなと感心することもある。
神保町のように明確にジャンルで住み分けをするような地域は結構稀だと思うが、本屋競合地域ではたいてい勝負は立地で決まっているのではないかと思う。
一番立地がよい店は人気の本を入荷していて、新刊本の揃いの良さは素晴らしいものがある。しかし、実のところ新刊本が次々に流れていくだけで、本の揃え方とか売り方にそれほど工夫がないのが分かる。
それに対して、近くの別の書店に行くとはっきりとカラーが出ていて面白い。
たいてい本のところにちょことオススメの札を立てているのであるが、新書にオススメ評を書いている書店は若干レベルが高いかなと思う。ちなみに最近では森見登美彦のオススメ評が圧倒的に多い。
私の渡り歩く範囲では、ブックファーストが良い本の揃え方をしている。岩波とか講談社学術文庫とかその辺の平積み本の種類が私の好みである。