二三日の随想

忙しいわけではないのだが、どうも書く気が起きないで、放置していた。
少しぼうっとすることが多くなった。その文思索に耽っていると言えばそうだが、脳裏に去来したことは留まらずにそのまま過ぎ去っていってしまう。重要なことを考えているのだが、考えた結果は重要ではないのだろうか。いや、自問されても読者は困りますて云々。
もう間もなく容赦ない日常が待ち受けているのであるが、この時期になって放浪したくなった。放浪とは言っても自転車で遠くへという程度のものでしかない。体を動かしたいのかもしれぬ。
一方で、放浪しないならばいっそのこと引き籠もりたい。要するに、一つのことに没頭したいというのが願望としてあるようだ。
だが、この残暑厳しい中で家に常駐してはいられないなぁ。近所の図書館とかとか行っても、変な人多いし云々。
随想をブログに是非書こうと思って、書き留めなどもしてある。だが、これをアップする気にならないんだなぁ。どうも文章疲れというか、それほどブログに書くという行為性に共感する部分が減ってきたような感じはある。


で、突然書くといかがわしく聞こえるかもしれないが、一昨日くらいに陛下を見た。
田舎のクセに数千人も沿道に集まってきていて、非日常の感があった。何というか、人々の熱気が異常で、空気が現実離れしていた。
この空気に飲まれてしまうとダメだと思いながら、こうした空気を作り出せてしまうのが魔力なんだろうと考えた。
で、そんな異常な空気の中、陛下が見えた。
異常な空気が場を支配しながらも、陛下はそれとは全く正反対の静かなオーラを放っておられた。今考えると、そのギャップは何だろうと思う。
帰りは皇后様が見えた。
白ネクタイに黒スーツでびっしりと固めた人がきれいだなぁと呟いていて、彼らは私たちと何が違うのかよく分からなかった。