たしかに残念

2007-08-23
私は閉鎖した二つのブログの読者ではなかったが、記事自体の文字数もさることながら、素晴らしい卓見であるなと思ったことがあった。
これを閉鎖させた党の動きについてはいろいろとネットで議論が上がるのだろうが、私としてはただ一言、こういうときに無力な広報担当って一体何なのと言いたい。
正しい情報を伝えていこうというのが広報の目的ならばそれは結構だが、情報発信のルートを一本化することで、流す情報に”統制をもたせなくてはならない”ということにもなりうるのであれば、広報とは何と無能な仕事であることか。
言いたいことを言わせてもらうけれども、内閣府製作のミニ番組をよく見る。それはたしかに政府の政策の効果などを知らしめることに一役買っているだろうが、少しでもリテラシーのある人が見れば、それは言うなれば御用番組で、自分たちに不利な情報は決して流さないのだということを承知している。
そうした一面的な情報では一般の国民でさえ簡単に信用しないところを埋めていくのが、中立的な(と言われている)メディアの報道であり、中立的でなくともその組織内にいる人たちからの「生の声」であることだろう。
だからこそ、そうした自由な言論が封殺されてしまう事態には、身内のもめ事とは言え、傍から見てもよろしくない印象を受ける。
広報は何を考えているのだろうか、と。