雨上がる

幸いにも今朝予報に罵倒する記事を書いた数時間後には雨が上がって、久々に暑すぎない快適な日を送ることができました。おそらく関東に住んでいるであろう予報士の方にお詫び申し上げます。
でまぁ、今日も連れと行き先があったのだが、帰りにいろいろと話をした。いつもながらの話題だが、中国の軍拡はどう説明するかという話。
思考の手帖
上を参考に挙げておくけども、要するに、日本以外の世界各国の対外政策を見るときに忘れてはならないのは、それが国内の問題の反映であるということだ。
中国の軍拡に関して、台湾問題のイニシアティブを握り、その先に日本に対するもっと直接的な軍事圧力を想定しているのではないかという議論がある。
私としては、それらは一つの真実であると思う。
というのは、台湾問題について軍事力を行使する必要があると考える政治家が政治中枢にコミットする限りでは、その考えは真実だからだ。
こう言うと一面的に捉えられかねないかもしれないが、もう少し言うと、それらは対外姿勢であるよりも先に、国内問題としての党争の問題である。だからこそ、国内問題が外交姿勢に反映されると言いうるのである。
また、国内党争の問題という面で捉えると、中国は軍閥政治家が主導権を握ってきた歴史があり、そういう面では軍自体が利権拡張を目指して軍事力拡張を主張する中で、政治家もそれに同調する動きになるとも考えられる。
中国の軍拡について、連れはアメリカが中国に指摘するのと同様に「目的が分からない軍拡」と言ったが、経済的成長によって様々な恩恵を受けている中国が、軍事力を拡大しないはずはないのだ。その中で軍とそれに付随する政治家の影響力が強まったならば、その軍事拡張は他国にとって不審な規模であると見受けられるであろう。
私はこのように述べて、アメリカも同定であるとした。つまり、アメリカには中国の軍閥のような組織形態は無さそうだが、その代わりに軍事産業と政治との結び付きが問題になってくるのではないかと考えた。
だが、連れが言うにはそれは中国のようには言えないのではないかということだった。例の「戦争請負会社」も言ってみたが、まだ規模は小さいとのことだった。
そして今ふと、アメリカに関しては、経済政策の方が外交政策よりも国内問題に受ける影響が大きいかもしれないな、と思った。
戦争請負会社