森見登美彦「走れメロス」

この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

新釈 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇

書店で見かけたのでちょっと手に取ってみたら。面白い。1ページ目で吹き出しそうになって堪えていた私は端から見ればさぞ奇怪に映ったであろう。これは買いか!?と瞬時に湧き起こったパトスに押されそうになるが、私は買えない。第一に、金がない。第二、私が原作を読んだことがあるのは「山月記」と「走れメロス」のみである。原作を知らないうちに、この作品を読んでしまうと100%楽しむことはできないと思った。だが、知ってる二作品については今週末に立ち読みしてみようかなと思った。しかし、そうすると買う理由が乏しくなってしまう。うーむ、どうするか。ちなみに、一番無難と思われる方法は図書館で借りて読むことである。