「大日本人」?

ストレートでインパクトある表題だなぁと思いつつも、若干の違和感を感じていた。
そして今日ふと思い立った。
なぜ「超日本人」ではないのか?
日本人を超える日本人、それこそが超日本人である。学校教育の現場に蔓延する普遍的な道徳主義に決然と異を唱えながらも、毎日の満員の通勤電車の圧力に耐え、日々繰り返される小学生のわがままに振り回れ続ける。しかし、根底にはそのような日々の繰り返しを肯定的に意志する主体である超日本人を描くのだ。
さすれば、カンヌでの評価はもっと微妙になるかもしれないが、きっとベルリンでは高い評価を得られるに違いない。