時事ニュース興味なし

色々とニュースを見たりしているが、興味の湧くニュースがない。面白いのとかがあっても、わざわざコメントするほどのことがないなと冷めてしまう。そういうタームなのかも。
年金問題は正直なところ、よく分からない。一旦リセットするべきというのは暴論のようにも聞こえるが、実は最も抜本的で効果的な解決策なのではないか。いや、リセット行為自体に解決性は含まれていないんですがね。
水曜というと昨日になるが、先生と少し福祉と税について話した。将来必然的に増大する福祉関連支出を支えるためには消費税増税はやむを得ないのではないか、と先生。消費税増税については、やはり国民として安易に増税は認めたくないので、他にも福祉に回せる税金はあるでしょ、と応じる。具体的には減税したままの法人税とか、累進制の低くなった所得税とかとか。すると先生はそれを一般財源に充当して、そのうちの福祉に回せるお金がなるとしても、福祉目的税にはできない、とのこと。私はそうした名目論を今まで考えてこなかったので、新しい観点に立たなくてはならなくなった。なるほど。
で、私はさらに問いを通じて先生の立場をあぶり出そうとする。目指すのはスウェーデン福祉国家か、でなくともヨーロッパ式かと。政府や、特に税調などはそうした国家をこれからの税制のモデルケースに据えているので、その辺に対しては懐疑的な視点を持っている。
そこで、先生の説を再確認してみて気付いたが、それならば不要な税源はカットする方向で行けば、消費税を増税したとしても問題は軽減されるのではないかと。消費税増税を認めてしまった辺り、若干の譲歩をさせられた感が否めない。でもま、その辺でしょうねと妥結点が見えてくる。すると、道路特定財源とかどうなのかと。ありゃ20兆円規模だったか。麻生さんも最近の自著で高速路整備は必要と主張しているが、20兆円を有効に使うならともかくとして無駄に使いすぎでしょ、と反論したくなった。実際、今まで年間20兆円を有効に使ってきているなら、今頃日本の道路網は出来上がっていたかもしれない。でもま、麻生さんの言うように、どこもかしこも道が舗装されている日本は古代ローマに優る道路網を持った国と言えるかもしれない。
話が逸れた。でも、終わりはそんなところ。大した話にならなかった感はある。最近は誰と話しても、何か足らないなという印象が否めない。その裏に一体何の渇望があるのか、やはり気になるところである。