産経ニュース

美しい国」を商品化して下さい、とコンビニチェーンあたりにお願いしたら何か具体的になるかもよ、と。
国家の品格といい、最近の日本人は馬鹿というわけではないが、思考を詰めるというのが大衆レベルでは減ってきてるような感じがあって、それが衆愚っぽい流れになってるのかなと。
それにしても、ええ歳こいたオッサンが真顔で「国家の品格」読めとか薦めてきたときは正直引いた。あれは立ち読みして笑い飛ばすか、万が一間違えて買ってしまったら、二度と過ちを繰り返さぬよう悔い改めてブックオフに売却するような代物でしょ。本気で本共々罵倒してやろうかと思ったが、まぁ止めておいた。ま、世の中というのは論理の右と左も分からぬ愚物が跳梁跋扈する世界ではある。
というか、あの本は思想史的に分類してみると面白いのではないかと思った。ロマン主義詩人っぽく分類されるのでしょうかね。思想史的な定義ももしかするとダメかも。敢えてポストモダン思想に系譜付けるとか?むしろ近代の超克的な著者の主張が交じっているわけだが。