悠々週末

週末である。昼は時間が早めに空いたので、昼飯がてら美味い店はないかと、近辺を網羅するべく歩き回った。その結果、様々な店を見つけたが、見た目から想定した味とCPから、トンカツ屋と洋食屋の二件が挙がった。今日のお昼はビフカツ定食だったので、明日は洋食屋にする予定。若干メニューが被るが、仕方ない。
その後、早々に切り上げて帰宅する途中の昼下がり。最近ニューズウィークを読んでいなかったような気がしたので立ち寄って読んでみた。ドル凋落の記事はニューズウィークに限らずよく見かける。それはドルが一方的に落ちてきているということではなく、ドルに代替できる通貨(≒ユーロ)が登場したからであろう。今までにはドルに替われるような通貨なんて存在しなかったし、それを考えるとドル凋落は嘘ではない着実に進行している現実なのだろう。
ニューズウィークと言うと、外国人から見た日本文化みたいなコラムがあって、意外に気になって読むものだ。平均して言うと、彼らの言うことは、日本に限ったことではなく、都市化を始めとする近代化の潮流に逆らったロマン的な雰囲気があるように思える。彼らに自分の国の大都会を語れとか言っても同じ意見が出てきそうな。
そういえば最近は中央公論を買っていない。先月号に引き続き今月号も見送ることを決めた。固定されたライターが分かるようになってきて、書く記事も似た傾向ばかりになってきているから、あまり読む気が起きない。既存メディア特有のマンネリズムでしょうね。ただ、中西寛先生や梅田望夫氏の時評欄だけはしっかり読ませてもらってます。
ニューズウィークを立ち読み終わり、何か気になるものはないかなというところでクーリエジャポンを見つけた。今まであまり見かけなかったのだけど、最近創刊されたんでしょうかね。ブログ界隈で名前は聞いてはいたが。
で、少し読んでみる。中身は英エコノミスト紙とかNYタイムズとかの和訳記事が中心らしい。日本語版が無い海外記事を切り抜きして売ろうというアイディアはなかなか賢いものだと思った。現代は情報に価値があるのではなく、編集に価値が置かれる時代である。そして、一番気になったのはこんな記事。
http://blog.moura.jp/courrier/2007/07/post_2998.html
衆愚とかのテーマからは少し離れる気がするが、人々が芸術とかの教養を得るのは全くの模倣によってであるな、と。本物のセンスを得るにしても、まずは模倣が出発点である。
そんなこんなで書店をうろついてから帰る。肝心の読書の方が集中力保たなくってあまり読み進めないというのはこれ如何。