続古いアタマと新しいアタマ

帰還。
この先を強引に語ろうとすると混乱しそうなので、少し整理を入れる。
まず「新しいアタマ」。これは革新派とも言える。
で、少し話が飛ぶが、私の知ってる中にも、こいつは周りと何か違う新鮮な感覚を持っていると思うヤツがいる。
彼を見ていると、常識に見向きもしない。目的に向かって色んなハードルを苦労せずに超えていく。
そりゃ能力があるからだ、ということも言えるが、ちょっと違う。
前だけを向いていて、足下も見ないし、振り返りもしない。
見ていて、こいつはすごいなと思う。


これと対照的に「古いアタマ」は色んなハードルを気にする方だし、気にしてばかりだから前に進めないのか。これは保守という語とも感覚が似ている。
最初に問題を持ちかけてきた友人はこういう意味で言ったのだろうと思う。


で、どっちが良いか悪いかというのではない。
基本的に革新は保守が提起する問題を乗り越えていくが、革新は前しか見ていないから、思わぬところで足をすくわれるかもしれない。
ま、こういう二つの思想の間で対話を持つことは重要だと思うし、保守は革新のために適切な方向修正をしてあげられるかもしれない。
そして私は「ウェブ人間論」の対談の意義をそういう形でも受け取った。