携帯プレーヤーとか

時折電車内でiPodを聞いていることがある。よく大音量で音漏れしていることに気付けよ馬鹿、っていう感じの人がいるが、私は音漏れしないように、インナーイヤーヘッドフォンで聞いている。密閉性があるから、音漏れしないと同時に、外界の音も消えて良い感じですよ。
普段から音楽に飢えているかというと、別段そうでもない。だが、電車に乗っている時間とかを有意義に使えないかということになると、音楽聞きながら本を読むというパターンになる。最近は結構定着してきたほうか。移動中もプレーヤー聞いたままの人というのは結構いる。それが携帯プレーヤーとしての本領だと言えば確かにそうである。そういうことで、私も移動中にイヤホンをかけたまま、ということがしばしばあるのだが、移動中は正直気分としては微妙なものがある。第一に、移動中であっても、普段から余程見慣れた光景でもなければ、行き交う人のちょっとした動きが気になったりもするし、慣れていない土地を歩くときは、五感でその「場」の情報収集をするので、聴覚が閉ざされると、その分の情報を補うために過度にきょろきょろすることになってしまう。翻って、普段のとりとめない移動中でも情報収集はしっかりしているのだな、と。ネットがなくても人は情報に飢えた生活をしているような気がする。
少し話の方向性は変わるが、最近はケータイで音楽を聴いている人が増えた。多分、今のiPodがダメになる頃には、音楽はケータイでの時代になっているだろうと思う。パソコンの機能がケータイに圧縮され、音楽プレーヤー機能がケータイにつく。多分21世紀の中頃というのは、ケータイの全盛期であるような気がする。ま、そりゃ電車内で電源切れといっても無駄だわな、と。