夜更けて…

明日は雨らしい。いろいろ予定があるはずだったが、ちょうど全て消えたので、久々に家で一日ゆったり過ごそうかと思う。
この二週間くらいはエントリを投稿する時間を見れば分かるとおり、夜遅くまで起きてネット巡回とかをやっているので、極度の睡眠不足の状態が続いている。だが、今日はこの時間帯であるにもかかわらずどこか心身が落ち着いて穏やかな気分だ。確かに身体が疲労しているのは実感するが、その疲労とは遊離した位置に私の精神の平静さがある。夜というものは本来かくあるものだろう。日中というのは実に雑音が多い。人間が醸し出す騒音というものは個々人の心に何か騒々しいものを運び込んでいるように思う。ま、昼下がりの静けさも実のところ好きなのであるが、あれは人間が発する生のエネルギーのようなものが影響しているような気がする。それとは打って変わって、夜更けは人為的な騒音が全て消え、響くのは近くの田圃で忙しく鳴いている蛙の声と、これを書いているときのカタカタという打鍵音のみである。静けさが与える心の平静こそ、アタラクシアと言いうるものではないかと思う。
そうして平静を愉しみながらも少し気になっているのは、今日はいつ寝ようかという問題である。この平静が続いて欲しいとは思うが、ここいらで睡眠を取っておかなければ後々が辛いだろう。さて、PCを落として更なる静けさの中で眠ることにする。